IKEAで行われていたベジ&ミートフェアでプラントベースバーガーを食べてみた

2020年3月、日本のIKEAではベジ&ミートフェアというイベントを開催し、様々な限定メニューを提供していた。もともとIKEAではベジドッグという野菜から作られたホットドッグやベジボールという野菜と豆で作られたミートボールなどを販売していた。

今回はベジ&ミートフェアということで、どのようなメニューがあるのか、実際に行って食べてみることにした。

今回はIKEA新三郷店に行き、2階にあるレストランに向かった。店内には特に大々的な告知は見られず、実際にレストランの注文エリアに行くまではほとんど分からない状況であった。

今回のベジ&ミートフェアの商品は全部で5つとなる。メインは「グリーンスライダー」でベジミートパティを使ったハンバーガーである。パティの上に乗っているチーズも植物由来とのことで、照り焼きチーズとチリコンカンチーズの2種類が使用されている。
肉だけに限らず、植物由来の製品を使ったメニューや、野菜中心のメニューという感じである。

その他のメニューとして、DIYベーコンチーズバーガーというもので、ホルモンフリーの牛の肉を使ったハンバーガーや、野菜を巻いたベジラップサンド、サーモンボールラップサンドとなっているが、完全な代替肉メニューではなく、あくまでも野菜メインという感じなので、今回は「グリーンスライダー」を食べてみることにした。
グランドメニューとしてプラントベースラザニアというものも販売されている。

「グリーンスライダー」の中はこんな感じで、よく見るとパティの中に野菜が入っているのが見える。

味は豆腐ハンバーグ感の強いもので、フェイクミートとしては今まで日本に売られているものと変わらない。もう少しフェイクミート的なキャンペーンかと思っていたが残念ながら”植物性で作られたもの”という部分が強いキャンペーンである。チーズは言われなければ植物性とは分からないものであった。

1階の食料品販売コーナーの横に軽食コーナーがあり、そこにはベジドッグというものが販売されているので、ついでにこちらも試食してみた。ベジドッグも同じようにソーセージのようなものの中に野菜が見える。こちらはソーセージ感はほぼなく、コンビーフ的な食感で、上記と同じように”植物性”というところが売りの商品である。

周りを見てみると若い女性が結構食べている。ネーミング的にも女性受けいしやすいものなのかもしれない。カロリーが低い、健康的そうといったイメージが感じられる商品である。

ここには食料品としてIKEAでは有名なミートボールの”ベジ”版としてベジボールというものも販売されている。

今回はフェイクミートという位置付けではないと感じたが、こういうキャンペーンをやることで、植物性、代替肉というものに触れる機会の一つになると思うので、いろんなところでやってほしいと思う。

ただ、現状の豆腐ハンバーグ的なものだと、良いイメージを持たれず、「フェイクミートって豆腐ハンバーグでしょ」と位置付けされてしまうと元も子もない。BeyondMeatのような、肉と並べても良いくらいの商品が日本に出回ってくれることを期待したい。

IKEAという企業もサスティナビリティというキーワードには注目している企業で、家具だけではなく、食も含めた生活という領域で取り組んでいる先進的な企業なので、フェイクミートの普及にも力を入れていくのではないだろうか。

IKEAサイト:https://www.ikea.com/jp/ja/this-is-ikea/newsroom/vegie_meat-pub707b7fa0

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