【実食レビュー】中国「HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガーを食べてみた

中国「HEYTEA」は業界を超えて”未来からのインスピレーションの肉”という植物肉バーガー販売をスタートした。

  • HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガーの理念と宣伝

2020年5月18日午前11時、「HEYTEA」は中国版Twitterの微博(Weibo)を通じて、植物肉の会社である「STARFIELD」と共に「フューチャーミートチーズバーガー」を発売すると発表した。すでにオーブンを備えた店舗では販売されており、ユーザーは「HEYTEA」のミニプログラムの中で該当の店舗を確認できる。

「HEYTEA」の微博(Weibo)が公開したフューチャーミートチーズバーガーに関する内容

また、「HEYTEA」の公式アカウントは、未来感があふれる広告動画と期間限定の「1つ購入すると1つ無料」という、新製品キャンペーンもリリースしたのである。

「HEYTEA」の公式アカウントが公開したフューチャーミートチーズバーガー

今回「HEYTEA」とのパートナーシップである「STARFIELD」は2019年8月に設立され、科学研究、生産、供給、サービスを統合する深センの人工肉ソリューション企業です。「STARFIELD」が開発した人工肉は植物肉とも呼ばれ、大豆を主な原料として分離タンパク質を抽出し、加熱、押し出し、冷却、型付けなどの手順を経て、実際の肉の構造を持つ繊維状タンパク質を生成し、分子感覚技術を利用して、風味物質間の相互作用を解決し、最終的に人工肉を形成している。

「STARFIELD」の会社概要

「HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガーは、低消費生産による環境保護の新しい概念もある。1キログラムの植物肉を生産するごとに、実際の肉の生産により、温室効果ガスの排出量が89%、生産用水量の87%、養殖農地の96%削減される事になる。

このハンバーガーの真ん中の植物ミートローフは大豆タンパク質を原料とし、100%純粋な植物抽出物から作られ、100グラムの植物肉には、17.1グラムのタンパク質、5.5グラムの食物繊維が含まれており、カロリーは本物の牛肉の51%、飽和脂肪含有量は27.6%となっている。

タンパク質や食物繊維について
  • HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガーの店頭とパッケージ

5月19日、記者は「HEYTEA」のミニプログラムを利用して、フューチャーミートチーズバーガーを購入し、深セン市内の「HEYTEA華強北楽淘里GO店」に商品を取りに行った。この店の店頭では統一された「フューチャーミートチーズバーガー」の宣伝用パネルが置かれていたが、店のカウンターにサンプルや値札はまだ表示されていなかった。

HEYTEA華強北楽淘里GO店
店頭の告知
商品名は中国語で”未来肉”

「HEYTEA」は、中国本土で若者やホワイトカラーグループに人気の新しいティーブランドである。包装に関しては、デザインされた紙袋を使用していますが、スターバックスと違って、この包装紙袋はリサイクルされた材料で作られていない。

HEYTEA紙袋
「HEYTEA」の持ち帰り用パッケージ
  • HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガーの単価と食感分析

「HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガーの単価は25元(約377円)で、本物の肉を使ったハンバーガーよりも少し高い。マクドナルド、バーガーキング、ケンタッキーなどのメニューと比較すると、他のレストランのハンバーガーの価格は約20元(約301円)未満である。

例えば、マクドナルドの「ハンバーガー」の単価は10元(約150円)、バーガーキングの「1層チーズビーフバーガー」は9.5元(約136円)、KFCの「スパイシーチキンモモ肉バーガー」など3種類のハンバーガーは18.5元(約286円)となっている。

「HEYTEA」ミニプログラムのフューチャーミートチーズバーガー注文画面

「HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガー:上が実物,下が広告画像
左から:マクドナルド、バーガーキング、ケンタッキー

記者の個人的な評価から、「HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガーの味は、植物ミートローフの中に黒胡椒の粒が入っていて、そして植物ミートローフ、チーズ、千島ソース、キュウリのスライスが入っていた。実物は広告画像よりも平らで沈んでいて、熱くなった直後に食べると、植物ミートローフの食感がふんわりしていて、チーズと千島ソースの調味料がハンバーガーの脂っこさを感じさせます。全体的に言えば、マクドナルドの通常のハンバーガーと比べると、トマトソースの甘酸っぱい味が欠けており、冷めてしまうと通常のハンバーガーよりも劣ると感じた。

味の面で劣るのはハンバーガー専門企業と差が出るのは当たり前ではある。食感としてはよく出来ていたのは「STARFIELD」のおかげだ。マクドナルドに並べるような植物性ハンバーガーが世に出てきた事は間違いない。
価格面なども並ぶと、植物性ハンバーガーを選ぶ人は増えてくるだろう。

「HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガー:サイズが小さい
「HEYTEA」のフューチャーミートチーズバーガー:加熱すると溶けるチーズ、真ん中の植物ミートローフ

サイトのURL:https://mp.weixin.qq.com/s/x2UiMR8lX4EhF7UCtOGcPg

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。