マルコメの大豆ミート製品で料理してみた

 今回、マルコメから出されている大豆ミート製品 「ダイズラボ・大豆のお肉」で実際に料理をしてみた。料理をするにあたり、マルコメの公式ホームページで紹介されているレシピに従って作ってみることにした。

目次

  1. 基本情報(購入場所、価格、原材料など)
  2. 一品目:大豆ミートと豆腐のつくね風照り焼き
  3. 二品目:焼き肉風大豆ミートのチャーハン
  4. まとめ 

1. 基本情報

 今回使用したのは、以下の二種類の商品である。

 商品①「ダイズラボ 大豆のお肉 ミンチ」(写真:左)
 商品②「ダイズラボ 大豆のお肉 ブロック」(写真:右)

 今回は手に入らなかったが、フィレタイプもある。

  • 購入場所

 スーパーの精肉(畜産)コーナーで見つけることができる。場所によっては、大豆などの製品の売り場にあることもあるようだ。購入する人はかなり少ないようで、棚にある商品の数も少なく、スペースもかなり狭かった印象である。

  • 価格

 両品とも80グラムの内容量に対して208円(税抜)である。

  • 表示(原材料)

 原材料を見てみると、脱脂大豆加工品や米みそなど、大豆由来のものしか入っていないことが分かる。そして、大豆由来の植物肉なので、生活習慣病の原因とも言われるコレステロールはゼロ!また、賞味期限を見てみると、常温で翌年の7月まで保存することができることも分かる。(購入日:2020年10月)

       

2. 一品目 大豆ミートと豆腐のつくね風照り焼き(詳しい材料・作り方は、マルコメのレシピへ)

 一品目は、商品①「ダイズラボ 大豆のお肉 ミンチ」を使って大豆ミートと豆腐のつくね風照り焼きを作っていく。

  • 見た目、匂い

 パッケージを開けると、そぼろのような形をした大豆のお肉であった。匂いについては、あまり特徴的なにおいはしないが、個人的には、豆乳のような匂いがした。

豆腐と大豆のお肉を混ぜ合わせる

 必要な材料を豆腐と混ぜ合わせ、ハンバーグを作るときのように手でこねていく。豆腐の量を少し多く入れすぎてしまって、出来上がりが少し柔らかくなりすぎてしまったので、豆腐の量には注意が必要である。
 また個人的には、豆腐をキッチンペーパーで水分をあらかじめとっておくとなお良いのではないかと感じた。

つくねのタネを俵型に形成し、焼いていく

 焼いている最中は、肉汁が出てくるということはなく、ジューシーな感じは見受けられなかった。
    

両面ともこんがりと焼き目がついたら、タレを加えてとろみがつくまで煮からめる

 本物の肉のように噛むほど味が出るということはなく、ジューシーでもない。しかし、大豆の肉と知らないで食べた家族は鶏肉?と聞いてきた。また、肉だとは思ったが、何の肉かは、分からないと答えた家族もいた。特に興味深い感想としては、カップヌードルに入っている謎肉のような感じがしたという声もあった。

  • 食感

 食感については歯ごたえはあるなという感じだ。人によっては、硬いということもあり、もっと柔らかくしてほしい、という声もあった。

  • 感想

 肉を食べたいと思って食べると、少し残念という感じであった。今回は豆腐の分量を誤り、全体的に生地が柔らかくなってしまったが、きちんと調理すればそれなりに美味しく食べられるのではないだろうか。
    

3. 二品目 焼き肉風大豆ミートのチャーハン(詳しい材料・作り方は、マルコメのレシピへ)

パッケージから出した大豆のお肉(ブロック)

 必要な材料と大豆ミートを合わせ、レンジで加熱し、焼き肉風大豆ミートを作る。卵も溶いておく。 

 ご飯と卵が合わさったら、下ごしらえした焼き肉風大豆ミートを加える。
       

出来上がった焼き肉風大豆ミートのチャーハン
  • 見た目と匂い

 ブロックなので、ミンチに比べると一つ一つの塊が大きく、しっかりしている様子。匂いはミンチと同じく豆乳のような匂いで、大豆特有のにおいがある。

ミンチと同じくジューシーという感じはしないが、肉と言われればそうなのだろうと思う。

  • 食感

 ブロックということもあり、ミンチよりもさらに歯ごたえがあった。

  • 感想

 今回のレシピでは、焼き肉風大豆ミートを作る下ごしらえがあったが、この下味をつける作業をしっかりしないと、出汁を出しきった肉のような感じになってしまうと感じた。今回この味付けについて玉ねぎは、すりおろしが手間になってしまうので、省略して、すりおろしにんにくも、チューブのにんにくを使用した。しかし、ここで妥協せず、レシピに沿ってしっかりと味付けを行うことが必要であると感じた。

4. まとめ

 内容量に対する値段を見ても、味を取ってみても、消費者からすればまだまだ改善してほしい点があるように感じられる。特に、ベジタリアンなどではない、一般の消費者が肉の代替として使用するには、課題がかなりありそうだ。   
 しかし、大豆から作られた肉としてはかなり完成度が高く、調理の仕方によっては本物の肉と大差なく、満足感が得られるだろう。
      

※マルコメ「ダイズラボ 大豆のお肉」製品はこちらから