マクドナルド香港がグリーンマンデーと提携し初のベジタリアンメニューを発売
| 「オムニポーク」で有名な香港の植物肉ベンチャー企業グリーンマンデーが、マクドナルドとの画期的なパートナーシップを発表した。グリーンマンデーのフードテック部門であるOmniFoods(オムニフーズ)が開発した次世代の豚肉を使った6種類の新メニューを含む、全く新しいプラントベースのメニューが、香港とマカオのマクドナルドの全280店舗と122店舗のMcCaféで展開される予定とのことだ。
ベジタリアン向けの新しい朝食メニュー*は、
・オムニポークランチョン&スクランブルエッグバーガー
・オムニポークランチョンエッグツイスティパスタ
などがあり、茶餐廳(香港式カフェレストラン)の定番メニューを愛する香港の人々に歓迎されることだろう。
他にも、
・オムニポークランチョンデラックスブレックファスト
・オムニポークランチョンジャンボブレックファスト
(いずれも朝食メニュー)
・オムニポークランチョン&エッグチーズトースト
・オムニポークランチョン&エッグマヨ・チャバタ
がある。
中国本土のマクドナルドのフランチャイズビジネスは、Citicグループとカーライルグループによって運営されており、今回のグリーンマンデーの超大型提携は、オムニフーズのプラントベース商品が世界で3番目にマクドナルドの店舗数が多い国である中国本土の店舗全体で展開するための道を開く可能性がある。
中国は巨大な消費市場であり、特に動物性タンパク質への需要が高まっていることを考えると、フードテックの創業者たちはこの市場に参入することを夢見ている。
OmniFoods(オムニフーズ)がすでに中国本土の市場で強力な足がかりを築き、プラントベースの豚ミンチ肉「OmniPork(オムニポーク)」は、eコマース大手アリババのTmallプラットフォームや大手スーパーマーケットのAldiで販売されており、スターバックス、ホワイトキャッスル、Gll Wontonなど、大手チェーンのメニューにも登場していることを考えれば、今回のニュースはそれほど突飛な話ではない。
イプソスがグリーンマンデー委託のもと実施した最近の世論調査では、香港の若い消費者の4分の1がパンデミックの直接的な結果として肉類の摂取量を大幅に減らす可能性があること、そして香港の消費者の34%(250万人)がフレキシタリアンであることを明らかにしている。同様の統計が、英国・米国からドイツ・韓国まで世界中で見られており、このトレンドは今後ますます大きくなっていくであろう。
*卵、マヨネーズ、チーズを使用しているためヴィーガン対応ではない