バーガーキング、ロンドンで1か月間ヴィーガンを実施!

3月14日から4月10日までイギリス・ロンドンのレスタースクエアにあるBurger King(バーガーキング)の店舗が、完全にヴィーガンに移行する。これは、このファストフード・チェーンが、通常のメニューをすべて植物由来のものに置き換えることを意味する。この1ヶ月間の試みにより、肉を使わない店舗の常設に対する需要の有無を確認する。 


引用元:Burger King UK

 当店舗では、バーガーキングの象徴であるプラントベース・ワッパーとヴィーガン・ロイヤルに加え、ジュニアサイズのキッズメニューを含む23種類のメニューが用意され、これまでで最大のプラントベースメニューを提供する予定である。このメニューには、ヴィーガン・ベーコンダブルチーズバーガー、チキンナゲット、チリチーズバイト、そして新しく登場した日本風のヴィーガン・カツロイヤルとプラントベース・カツチリワッパーも含まれている。

 バーガーキングのメニューには、ヴィーガンとプラントベースという表示があるが、同社によると、1ヶ月の試験期間中、レスタースクエア店ではすべての商品がヴィーガンになるとのことだ。プラントベースと表示されている商品もヴィーガンであることに変わりはないが、認証を受けておらず、ヴィーガンの商標も付いていない。


引用元:Burger King UK

 バーガーキングUKのチーフ・マーケティング・オフィサーのKatie Evansは、「私たちは、肉を使わない新しいメニューをとても誇りに思っている。それは絶対に妥協することなく美味しさを実現し、お客様に多様で革新的な製品群を提供するという我々の継続的責任を反映している。」と声明で述べている。 

     

バーガーキングの肉不使用オプション

 プラントベースミートブランドのThe Vegetarian Butcher(ザ・ベジタリアンブッチャー)は近年、バーガーキングと協力し、世界中のメニューに植物由来の選択肢を増やしている。このパートナーシップにより、メキシコではワッパー・ベジタル、中国ではプラントベース・ワッパー、ドイツではヴィーガン・チキンナゲットなどの製品が発売された。昨年は、ヴィーガン・ロイヤルとヴィーガン・チキンナゲットをアフリカに拡大し、アフリカ全土でヴィーガン認証の肉を提供する初のファーストフードチェーンとなった。


引用元:Burger King UK

 バーガーキングは、2019年に米国の店舗で「インポッシブル・バーガー」を発売し、植物性の分野に初めて参入した。バーガーキングUKでは、レブル・ワッパー、ミートレス・ナゲット、ヴィーガン・ロイヤルといった植物由来の常設オプションが近年、着実に増えている。同社は、2030年までに50パーセントの植物由来のメニューを提供することを目標としている。

 「今回の限定メニューは、ヴィーガンと植物由来のイノベーションに注力した結果であり、2030年までに50%を肉不使用メニューにするという目標、そしてサステナビリティと責任あるビジネスへの取り組みと密接に関係している。レスタースクエアの新しい外観の主要店舗が再出発するのにこれ以上ふさわしい方法はないと思う。」とエヴァンズは述べている。

   

その他の肉不使用店舗

 バーガーキングのヴィーガンレスタースクエア店は、完全な肉不使用を目指す最初の店舗ではないが、おそらく完全なヴィーガンを目指す最初の店舗である。昨年、バーガーキングはスペインの1店舗を丸々1ヶ月間、肉不使用にした。マドリードの店舗では、ザ・ベジタリアンブッチャーと提携して、ロングベジタリアン(「チキンロイヤル」としても知られるロングチキンを植物由来のものにしたもの)、植物由来のワッパー、ヴィーガ・チキンナゲットなどのベジタリアンメニューが提供された。

 ドイツでも同様の試みが行われ、ケルンでは肉不使用のバーガーキングが期間限定でオープンし、ザ・ベジタリアンブッチャーが開発した商品を提供している。

参考文献

https://vegnews.com/2022/3/burger-king-london-vegan

  

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