【プラントベース赤丸実食】一風堂の100%植物性ラーメンがすごい!
|2月1日(月)より一風堂で、100%植物性ラーメン「プラントベース赤丸」が発売されたことはご存知だろうか?一風堂の定番メニュー「赤丸新味」を、動物性の食材を一切使わずに再現した商品である。
「本当にとんこつの味がするの?」
「どんな材料を使っているの?」
といった疑問もあるだろう。
そこで実際にこのプラントベース赤丸を食べてみて、どのようなラーメンで、どのくらいの再現度なのかを徹底的に紹介したい。
●目次
- プラントベース赤丸とは
- 実際に「プラントベース赤丸」を食べた感想
- まとめ
1.プラントベース赤丸とは
今回一風堂が数量限定で発売したプラントベース赤丸は、麺やスープ、チャーシューなど全てが植物性の原料からできているラーメンだ。約3年もの月日をかけて不二製油と共同で開発した大作となっている。2月1日から44店舗のみで販売がスタートし、数量限定で無くなり次第終了となる。
■商品情報
・材料
スープ :コク深豆乳や昆布だし、ポルチーニ茸などを使用したスープ
麺 :卵不使用の全粒粉麺
チャーシュー:インゲン豆ペーストや小麦タンパクを合わせて作られている
トッピング :しめじ、舞茸、キクラゲの3種
・販売場所 :国内の一風堂44店舗
・価格 :1,100円(税込)
・公式サイト:一風堂 プラントベース赤丸
※詳しい情報は以下の記事を参照
2. 実際に「プラントベース赤丸」を食べてみた感想
今回はプラントベース赤丸と定番の赤丸新味の2品を頼んでみた。見た目はプラントベース赤丸の方がスープは白っぽく、チャーシューは黒っぽい感じである。
●総合評価
動物性原料・香料を使わずにとんこつスープを再現するのは難しいだろうと思っていたが、そのイメージが180度覆された。豆乳ベースの濃厚スープは、多くの人の口に合うだろう。
個人的には、通常の赤丸よりプラントベース赤丸のスープの方が好みであった。豚骨特有の臭さが抑えられており、とんこつが苦手な人でも食べやすい印象だ。油っぽさを控えたい女性には特におすすめ。香りもよく、食欲がそそられる。
チャーシューについては、肉っぽさを求めている人には物足りないと感じるだろう。
それでも、全体的にヘルシーで美味しかったのでリピートしたいと感じた。
●味
大豆の様々な研究開発をおこなっている不二製油とプロジェクトを組んで共同開発したスープは、まろやかで上品なとんこつ風の味であった。通常の赤丸と比べるとかなりクリーミーだが、とんこつの味を感じる所は驚きである。何度も試作を重ねた結果、複雑な乳化状態と濃厚なコクと深みを実現させたそうだ。
辛めの味噌とスープを絡めると、よりコク深い味わいになり感動した。豆乳と味噌はどちらも大豆由来であるため、相性がいいのかもしれない。
チャーシューは豆の風味があり、一風堂のチャーシューのような肉っぽさはあまりなかった。また別物のトッピングという感じなら楽しめるだろう。
●食感
卵不使用だからか、麺はかなりやわらかい印象を受けた。かための麺を注文する人には物足りない食感だろう。残念ながら、赤丸新味とは異なり、プラントベース赤丸は麺の硬さは指定できない。
しかし、個人的にはやわらかい麺はスープとよく絡んで美味しいと感じた。
チャーシューの食感は、ハムのような感じであった。
●価格
価格は1,100円(税込)で赤丸新味より180円高い。赤丸新味と同じ価格で販売できたら、プラントベース赤丸を選ぶ人はより増えるだろう。ただ店員さんに注文状況を伺ったところ、「予想以上に売れている」とのことだった。
3. まとめ
プラントベース赤丸はとんこつ味を忠実に再現しており、美味しかった。体にも環境にもやさしいラーメンはこれから広まっていくことだろう。
今後、プラントベース食品のニーズは増えていくと一風堂は予想しており、ゆくゆくはプラントベース専門のラーメンブランドを国内外に展開することも検討しているようだ。プラントベースラーメンが世に広まる日もそう遠くはないかもしれない。
プラントベース赤丸は無くなり次第終了の限定販売である。この機会に食べてみてはいかがだろうか。
神奈川県出身の学部3年生。食品系の大学に通い、大豆に関する研究をしています。大学の講義で畜産業が環境に負荷を与えていることを知り、環境問題やSDGsに対して大きな関心を抱きました。地球を終わらせない、というネクストミーツの理念に共感しジョイン。代替肉を世に広めるため、日々メディアのコンテンツ作成に奮闘しています!