イートジャストの植物性代替卵、韓国で販売開始
|Eat Just(以下「イートジャスト」)はアジアへの展開を進めており、鳥インフルエンザの影響で卵が不足している韓国で代替卵を発売した。
目次
1.イートジャストの韓国での展開
2.アジア展開
3.グローバル展開
1.イートジャストの韓国での展開
鳥インフルエンザが猛威を振るい、鶏卵業界もその影響で大きなダメージを受けた。その韓国で、イートジャストの植物性代替卵が発売された。イートジャストが韓国の大手食品会社であるSPC Samlip社との戦略的パートナーシップ契約を結んだことで実現し、この代替卵はSPC社が清州(韓国西部の都市)で製造されている。
韓国国内では昨年末から100件以上の鳥インフルエンザの発生が報告された。今年4月以降は、農家からその発生が報告されていない一方で、政府は予防措置として1600万羽以上の鶏の殺処分を強行した。大量の殺処分とウイルスが韓国全土に広がる恐れにより卵の価格は高騰、ある市場では70%近い上昇率を記録した。今では今年5月の最高値からは下がったものの、卵不足によりその需要と価格は高止まりしている。
2.アジア展開
イートジャストは近年、アジア市場に力を入れている。2019年初頭に中国で事業を開始し、米国のフードテック企業として初めて中国本土に進出した。その際、中国最大のオンライン小売業者であるJD.comをはじめとする流通業者やフードデリバリーサービスのHema、EコマースプラットフォームのTmall.comなど、アリババが所有するプラットフォームと提携した。
また、昨年10月にはシンガポールに約1億2,000万ドル(約132億円)規模の生産施設を開設することを発表した。
3.グローバル展開
さらに、イートジャストは先月、5,800万人以上の人口を抱える南アフリカ共和国への初進出を発表した。これは、同国で市販される初めての植物性代替卵となる。冷凍の「JUST Egg Folded」(シート状の調理済みヴィーガンエッグ)は、まずケープタウン・ヨハネスブルグ・ダーバンの3都市で販売される予定だ。
参考サイト
https://www.greenqueen.com.hk/south-koreas-just-vegan-egg/
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2021/02/210203-49263.php
食べることが大好きです。代替肉は2015年にモスのソイパティで初めて食べて以来色々な商品を食べています。代替肉を食べたことがない人にもよく伝わる実食レビューやその他情報をお届けしていきます!