バーガーキングの100%植物性パティバーガー第2弾「アボカドプラントワッパー」を食べてみた

今回はバーガーキングで新たに発売された、プラントベースミートを使ったハンバーガーの第2弾「アボカドプラントワッパー」を食べてみたので、そのレビューをお届けしたい。               

                                   

●目次

  1. 商品紹介(購入方法、価格、原材料など)
  2. 実際に食べてみた感想
  3. まとめ
                     

1. 商品紹介

 バーガーキングはアメリカ合衆国に本社を置くハンバーガーチェーンで、日本では2021年1月現在、約100店舗を展開している。

バーガーキングの店舗

 今回、日本のバーガーキングが「アボカドプラントワッパー」(税込790円)を発売した。昨年12月に発売された「プラントベースワッパー」に続き、プラントベースミートを使用したハンバーガーの第2弾である。

 パティに大豆由来の100%植物性パティを使用し、独自の直火焼き製法で仕上げ、今回はアボカドとのマッチングを味わえるとのことだ。同時に100%ビーフパティを使用した「アボカドビーフワッパー」(税込690円)も発売され、植物性パティとビーフパティの2種類から好きな方を選べる形となっている。

 また、日本のバーガーキングのプラントベースワッパー、アボカドプラントワッパーに使用されている代替肉パティは、オーストラリアの代替肉ベンチャーV2のパティとのことである。そして中国のバーガーキングでもプラントベースワッパーが発売されたが、そちらはユニリーバ傘下のベジタリアン・ブッチャーのパティを使用している。(詳しくはこちら

アボカドプラントワッパーとアボカドビーフワッパー

 アボカドプラントワッパーの価格は単品で790円(フレンチフライMとドリンクMがつくセットは1090円)とアボカドプラントワッパーより100円高い。また、アボカドが入っていない前作のプラントベースワッパーより200円高くなっている。

 バーガーキング公式HPには、パティ以外の原材料には動物性食材(卵、乳)を含むことやパティは動物性食材と調理器具を共有していること、食材製造工場および店舗では動物性食材を含む製品を扱っていることが明記されており、ヴィーガン対応でないことには注意が必要だ。
                       

■商品概要

商品名 :アボカドプラントワッパー
価格  :790円(税込)
発売日 :2021年2月5日 (金)
対象店舗:一部店舗を除く全国のバーガーキング(期間・数量限定)
公式サイト:バーガーキング
※パティ以外の原材料には動物性食材(卵、乳)を使用
                      

2. 実際に食べてみた感想 

アボカドプラントワッパーの包装

                    

横から見たアボカドプラントワッパー

                   

アボカドプラントワッパーの中身

                  

  • 見た目、中身

包装は前作のプラントベースワッパーと同じ包装紙に大文字で「A」と書かれたものである。
通常のワッパーと同様に大きなサイズで、直径は約10㎝であった。
アボカドが4切ほど入っており、その分プラントベースワッパーより横から見たときの高さがある。
セサミバンズにはアボカドの他に、プラントベースワッパーと同様に植物性パティ、ピクルス、オニオン、トマト、レタス、ケチャップ、マヨネーズが挟まれている。

アボカドプラントワッパーの断面

                          

パティからは前作のプラントベースワッパーと同様に、直火焼きの香ばしさが存分に感じられる。パティの主張がしっかり感じられ、肉を食べている感覚がしっかりとある。アボカドはソース、野菜、植物性パティなど全ての食材と合い、中でもマヨネーズととてもマッチしていた。
前作のプラントベースワッパーと比べると、アボカドが入ったことでソースの味がマイルドに感じられ、バランスの良い味となっていた。よって、プラントベースワッパーはソースが多いと感じていた人にとってはちょうどよい味となっているだろう。
一方で、マヨネーズが多めに入っており、苦手な人は注文の際に店員さんに伝えるといいだろう。
                        

  • 食感

プラントベースワッパーと同じ植物性パティはやはり食感も驚くほど動物性パティに近い。表面はしっかり直火焼きされており、中身も硬すぎず柔らかすぎず、適度な歯ごたえと舌触りで、嚙み切るときの繊維の様子まで動物性パティをしっかり再現していると感じた。
また、バーガー全体としては、野菜のシャキシャキ感とパティの力強い食感にアボカドのクリーミー感が加わって、より食感も楽しめるバーガーになっていた。
                      

  • 感想

以前食べたことのある通常のワッパーとの違いとしては、後味に肉臭さがないこととジューシーさがやや足りないくらいだ。正直、何も言われなければ大半の人が動物性パティと思って食べてしまうくらい、味も食感も完成度が高い。

一方でアボカドの量はたっぷりとは言い切れず、前作のプラントベースワッパーとの違いが正直あまり感じられず、個人的には満足度は高くなかった。

ボリュームはしっかりあり、栄養成分表示を見ると、エネルギーは733kcalと、アボカドビーフワッパー(736kcal)とほとんど同じ値である。さらに、価格はバーガーキングの商品の中では高めになっているものの、近年流行っているグルメなハンバーガー専門店(いわゆる「グルメバーガー」と呼ばれるお店)やチェーン店以外の植物性パティを使用しているハンバーガー店と比べるとお手頃な価格である。
                

3. まとめ

 今回食べたバーガーキングのアボカドプラントワッパーは、前作のプラントベースワッパー同様、動物性パティの再現度という点において完成度が高かった。またアボカドによってリッチな味わいに仕上がっており、ボリュームを求める人々だけでなく、味と値段のバランスを求める人々も満足するメニューになっている。

 バーガーキングではプラントベースワッパーの販売もまだ続いているようで、植物性パティの商品が今後どのくらい長く続くのか楽しみだ。

 植物性パティのバーガーが通常メニューに定着すれば、「BEEF or PLANT?」の会話がファストフード店で当たり前のように飛び交う時代が来るかもしれない。バーガーキングではさらに植物性パティを使った他の味のハンバーガーが販売されるのか、また、販売されるとしたら何の食材との組み合わせになるのかなど、引き続きさらなる展開に注目したい。
                         

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