アメリカの代替肉・植物肉メーカーをまとめてみた。代表的な10企業を紹介!

ここ1年で、植物肉を使った商品を見かけることが明らかに増えた。それだけ日本国内の多くの企業が植物肉に注目しているということだろう。では、海外の植物肉事情はどうだろうか。ここでは、代替肉市場が盛んなイメージのあるアメリカに焦点を当て、アメリカの植物肉メーカー10社についてまとめていく。

目次

  1. Amy’s Kitchen
  2. Beyond Meat
  3. BOCA
  4. Field Roast
  5. Impossible Foods
  6. Lightlife Foods
  7. MorningStar Farms
  8. Sweet Earth Natural Foods
  9. Tofurky
  10.  Upton’s
  11. 通販サイト
  12. まとめ

    

1. Amy’s Kitchen

ベジタリアンやヴィーガン、グルテンフリー、コーシャなどに対応したオーガニック食品を販売する企業。すべての商品は非遺伝子組み換えの材料で作られており、植物肉や植物性チーズを使ったハンバーガー、ピザ、マック&チーズなどがある。日本でも通販サイトで購入できる。

引用元:Amy’s Kitchen

          

2. Beyond Meat

 ビヨンドミートはアメリカを代表する植物肉の企業といえるだろう。2009年に設立され、2019年には米国株式市場のNASDAQ上場を果たした。ビヨンドミートが開発・製造する植物肉は、エンドウ豆や緑豆が主原料で、動物の肉の色と味に近づけるためにビーツが使用されている。商品には、ビヨンドバーガーやビヨンドビーフ、ビヨンドソーセージなどがある。日本でも通販サイトで購入できる。

引用元:Beyond Meat

          

3. BOCA

 クラフトフーズ社の子会社。大豆を主原料とした植物肉のパテや挽き肉、チキンナゲットなどの商品がある。非遺伝子組み換えの大豆を使用したものとそうでないものがある。現時点では日本では購入できなさそうだ。

引用元:BOCA

        

4. Field Roast

1997年に設立。穀物や野菜、ハーブ、スパイスなどを原料とし、ソーセージやロースト肉、数種類のフレーバーチーズなどを作っている。すべての商品が非遺伝子組み換えである。2005年にソーセージに対してPETAから賞を受賞した経験を持つ。また、カーボンニュートラルに積極的に取り組み、環境プロジェクトへの投資も行う。日本でも通販サイトで購入が可能である。

引用元:Field Roast

               

5. Impossible Foods

動物肉を植物肉に置き換えることで、人類が地球環境に与える影響を劇的に軽減することを目標に2011年に設立。ビヨンドミートと並んで植物肉市場を牽引する企業であるといえる。ココナッツオイル由来の脂質や、より肉らしさを再現するために大豆と酵母から生産するヘムが特徴である。インポッシブルバーガーをはじめとして、インポッシブルチキンナゲットやインポッシブルポークなど複数種の植物肉を販売している。また、バーガーキングなどのチェーン店でも使用されている。日本でも通販サイトで購入できる。

引用元:Impossible Foods

         

  6. Lightlife Foods

1979年に設立。40年以上前から植物性食品を作り続けている。代表的な商品であるテンペやホットドッグに加え、ミートボールやベーコンなども販売する。すべての商品が非遺伝子組み換えである。また、前述のField Roastと親会社が同じで、カーボンニュートラルに積極的に取り組み、環境プロジェクトへの投資も行う。日本でも通販サイトで購入できる。

引用元:Lightlife Foods

     

 7. MorningStar Farms

1974年に設立。健康にも地球にもよい植物性食品を作ることを掲げている。商品にはバーガーパテや風味のついた挽き肉などがある。現時点では日本での購入はできないようだ。

引用元:MorningStar Farms

       

8. Sweet Earth Natural Foods

1978年に設立。味に妥協しないこと、自分にも他人にも地球にも優しくいることを掲げる。特徴的なのは、ソーセージやバーガーパテなどアメリカでよく見られるような商品のほかに、プルコギやパッタイなどアジア料理の商品も販売しているという点である。すべての商品が非遺伝子組み換えであり、そのほとんどがオーガニックである。日本でも通販サイトで購入できる。

    

9. Tofurky

1980年に設立。人と動物と地球に敬意を払いながら誰もが楽しめるおいしい料理を作ることを使命としており、動物福祉の提唱や環境保護活動への投資を行っている。商品にはローストやチキン、ハムなどがある。すべての商品が非遺伝子組み換えであり、一部の商品はオーガニックである。日本でも通販サイトで購入できる。

引用元:Tofurky

        

10. Upton’s

2006年に設立。セイタン(グルテンミート)やジャックフルーツを使った代替肉を作るところから始まった。現在は上記の商品に加え、バナナの花(魚の代替肉となり得る)やマック&チーズなどを販売しており、非遺伝子組み換えやオーガニックの認証を得たものもある。日本でも通販サイトで購入できる。

引用元:Upton’s

     

11. 通販サイト

 日本でも通販サイトで購入が可能であるとご紹介した商品については、Vegan Essentials(https://store.veganessentials.com/categories.aspx?Keyword=morningstar)という通販サイトで購入できる。

     

12. まとめ

アメリカでは多くの企業が植物肉を販売していることが分かった。本記事では10社をピックアップしてご紹介したが、その他にも植物肉を販売する企業が存在する。

印象的だったのは、より本物の肉に近づけようと研究を進める企業と、オーガニックや非遺伝子組み換え等にこだわり、よりシンプルな材料で健康的な食品を作ろうとする企業があるということである。

そのような違いはあるものの、地球環境や人、動物にとってより良いものを提供するという思いは共通しているように感じた。どの商品も美味しそうに見え、食べ比べをしてみたくなった。

      

参考サイト

https://urbantastebud.com/fake-meat-brands/

https://www.amys.com/

https://www.beyondmeat.com/en-US/

https://www.bocaburger.com/

https://fieldroast.com/

https://impossiblefoods.com/

https://www.goodnes.com/sweet-earth/

https://tofurky.com/

https://www.uptonsnaturals.com/

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