Mars、Nestlé、李子柒などと提携した中国初の藻類タンパク質企業が市場を攻める

近年、藻類タンパク質は植物代替肉のトレンドに乗じて、注目を引きつけてきた。海外の人工肉企業の多くは、藻類を切口として植物由来の食品産業にエントリーし、テックフードを開発するチャンスをつかもうとしている。

2013年9月に設立された浙江賓美社は、中国初のフィコシアニンを工業的に抽出することができた企業であり、フィコシアニンを大規模に生産できる世界でも数少ないテクノロジー企業の1つである。

賓美社は活性タンパク質の分野での豊富な経験を活用し、創業以来、海洋天然物と医薬品の開発に基づいて、海洋テックフードの革新と発展のスタートをした。生産技術、品質の安定と共にコスパも優れているようだ、特にスピルリナの抽出ものとする青い色素製品は、ヨーロッパやアメリカ、日本など国際市場ではよく売れている。

賓美社の前身は、活性タンパク質を培養する会社で、創始者の張兵権氏がヨーロッパとアメリカの国において、食品に化学合成物質の添加を禁止したことから将来の産業発展を予測し、フィコシアニンに定着する道を選んだ。当時中国ではフィコシアニンがほとんど認知されておらず、最初に関連製品があったのは日本のみであった。

水中で成長する藻類は、海洋の環境に適応するため、生物学的には何十億年の生物進化をして、陸上植物とは異なる構造を持っており、藻類タンパク質に特有の機能を形成してきた。今後の研究と応用が深まるにつれ、藻類タンパク質から機能的な優位性がますます多く発見され、テックフードの栄養を補充する役割を果たすということだ。

フィコシアニン研究の基盤を持っている賓美社は、2013年から専門的な生産ラインを作り始め、2015年に最初の生産拠点が設立され、中国における藻類タンパク質の工業生産のギャップも埋めた。 2017年までに3件の発明特許を取得し、第2の拠点且つ世界最大の生産ラインを設立した。情報によると、第二の生産ラインは最初のより10倍大きくなり、年間生産キャパシティーは200トンを超え、スピルリナ抽出物は500トンを超えているようだ。

現在、賓美社には医療用医薬品、化粧品、実験用試薬など、さまざまな種類の製品が揃っているが、最も重要な製品は天然食品添加物であり、年間営業収益金額の90%を占めているということである。

市場開拓について、代理店を通じて海外市場を開拓しており、MarsやNestléなど大手と協力関係を確立している。国内市場では、食品インフルエンサーとして有名な李子柒のグループブランドとの商業提携し、植物代替肉の概念が浸透し始めた中国市場も今後の拡販企画に取り込む予定だ。

李子柒グループが通販している七色豆乳(青いのはスピルリナから抽出した色素)

参考URL:http://www.binmei-bio.com/news.html

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