ビヨンド・ミートがマクドナルドとマックプラントのパティを「共同開発」したと発表
| アメリカの大手代替肉開発ベンチャーのビヨンド・ミートは、ファーストフード大手マクドナルドの新たな代替肉製品ライン(マックプラント)の一つとして、プラントベースのパティを開発したと発表した。
「両社は、新しいマックプラント ラインナップの一部として提供されるプラントベースのパティを共同開発した。」とビヨンド・ミートは述べている。ただし、コラボレーションが継続しているかどうかや、パートナーシップの財務的な詳細については言及しなかった。
一方、マクドナルドはビヨンド・ミートのニュースを事実と認めたり、サプライヤーについてコメントしたりすることは控えている。
マクドナルドは以前、新しいマックプラントの製品は最終的にはプラントベースのチキンと朝食のサンドイッチ用の植物肉を含む可能性があると述べていた。いくつかの市場では来年、このバーガーをテスト販売する予定だという。
また、マックプラント製品の販売を予定している市場の特定はしていない。販売時期についても、最高経営責任者のChris Kempczinski氏は、「正確な時期はいつものように顧客の需要によって決まるだろう」とコメントしている。
これまでの取り組み
マクドナルドとビヨンド・ミートは以前にも提携したことがある。2019年後半から2020年初頭にかけて、カナダの一部地域でビヨンド・ミートが供給する植物肉製品のテスト販売を数ヶ月間実施していた。
アメリカでビヨンド・ミートと並ぶ大手代替肉ベンチャーの一つ、インポッシブル・フーズは、バーガーキングの「 Impossible Whopper」のパティを提供しており、スターバックスは同社の植物肉を使ったサンドイッチをアメリカで展開している。
両社は近年、業界全体にものすごい速さで浸透してきている。
消費者は、牛肉や豚肉から作られた食品のような味と食感の植物肉製品を急速に受け入れるようになっている。この傾向は、短期間で消費者の状況を根本的に変えてしまったコロナ禍の中でも続いているように見える。
参考: Beyond Says It Collaborated With McDonald’s on McPlant Patties