ビヨンド・ミートの「BEYOND BURGER」実食レビュー

今回実際に食べてみたフェイクミート(代替肉)は、アメリカの代替肉ベンチャー、ビヨンド・ミート(Beyond Meat)の「BEYOND BURGER®」だ。

アメリカでは定番のハンバーガー用のフェイクミートである。
なお、ビヨンド・ミートにはこのBEYOND BURGER以外にも、3つのラインナップがある。

・ビヨンド・ブレックファースト・ソーセージ(Beyond Breakfast Sausage)
・ビヨンド・ソーセージ(Beyond Sausage)
・ビヨンド・ビーフ(Beyond Beef)

いずれのフェイクミートもアメリカでよく食べられるお肉製品なので代替肉への置き換えを促す狙いが見える。

BEYOND BURGERのパッケージ

パッケージにはしっかりと、

・No Soy(大豆不使用)
・NO Gluten(グルテン不使用)
・KOSHER(ユダヤ教徒対応)
・Vegan approved(ヴィーガン認定)
・NON GMO(非遺伝子組換え)

の文字が裏面にしっかりと表示されている。

ちなみにスーパーマーケットではこのハンバーガー用パティが2枚で$5.6(約590円)であったので、1枚当たり$2.4(約250円)ということになる。
原材料コストや工程コストが結構かかるのかわからないが、本物のお肉と比較して価格は少し高いと感じるかもしれない。

●BEYOND BURGERの外観と臭いは??

パティの見た目は肉にかなり近い。ミンチ肉と言われてもわからないレベルの外観。
ただフェイクミート自体の臭いをかいでみると、やはり本物のお肉とは違い植物由来の独特な臭いがする。
好き嫌いが分かれる臭いで、嫌いな人にとってはこの時点で食べるのに抵抗があるかもしれない。

●BEYOND BURGERを焼いたら??

焼き方は箱の裏に表示されてある指示に従って、中火で両面3分づつ焼いて調理を行った。

焼いている間、肉を焼くと油などの汁が多く出てくるが、このフェイクミートからは肉汁はあまり出てこず、ジューシーさはあまりないように感じた。

そして焼き終わったフェイクミートの外観がこちら。

見た目は完全にお肉そのもので、少し焼きすぎたミニハンバーグみたいな外観である。

●BEYOND BURGERの気になるお味は??

そしてこのフェイクミートの気になるお味は、、、
「問題なく食べる」かつ「限りなく肉に近い食感が得られる」という感想が持てる。
多分、このフェイクミートを何も知らずに食卓に出されたら、”少し変わったお肉だな”という感想を持つが、疑うことなくお肉として食べるだろう。
それくらい、ビヨンドミートの作る代替肉は完成度が高いと言える。

ただし、開封した時にも感じた植物由来の臭いが、焼き終わった後もまだ残るので、この匂いを気にする人はまだいるのではないかと感じた。
そのため、ソースや別の食材(トマト、レタスなどの野菜)と合わせて食べるほうがこの匂いを気にせずに食べることができる。

●食べた感想は??

ここまで高い完成度のフェイクミートであれば肉として美味しく食べることができる。
健康面を考えると、本物のお肉よりこの肉を食べ続けても問題ないかもしれない。

●BEYOND BURGERの栄養成分表と成分

パティ1枚の栄養成分は、

・カロリー:260
・総脂質:18g
・コレステロール:0mg
・ナトリウム:350mg
・炭水化物:5g
・タンパク質:20g

パティに含まれている成分は、

●まとめ

 ビヨンド・ミートのCEOであるイーサン・ブラウン氏曰く、現在の人工肉の出来具合は約70%。
 確かにまだまだ改良・改善の余地が十分にあるとは思うが、今のままでも十分にフェイクミート市場で戦っていけるだけの力は持っている。
 ぜひもう一度食べてみたいと思えるフェイクミートだ。

    

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